労務者という言葉 Ⅱ

「労務者」という言葉がどう使われているか小説のいくつかを調べてみる。野坂昭如が1968年に書いた「騒動師たち」が岩波現代文庫で2007年に出た。この中には「労務者」という言葉は出てこない。釜ヶ崎の「あんこ」となっている。ところがびっくり!…

労務者という言葉

労務者という言葉は「差別語」だ。関西ではマスコミは使わない。 岩田正美という人の「戦後の貧困史」を読むと、「労務者」という言葉がたくさん出てくる。関西のマスコミではこの言葉はつかわない。「作業員」か「建設労働者」だ。関東ではいまだにマスコミ…